歴史と平和を重んじる国、リトアニアを再発見!

歴史と平和を重んじる国、リトアニアを再発見!

今回は駐日リトアニア大使館の大使ゲディミナス・バルブオリスさんにお話を伺ってきました。

大使はヴィリニュス大学で歴史学を学んだのち、リトアニア外務省に就職。当初は欧州関係の仕事をご担当になさり、フランスに赴任したと言います。また、UNESCOやNATOでの勤務経験もあるそうです。

 

外交官にとって、重要なこととはなんでしょうか?

謙虚であること。自分自身をコントロールし、明朗さを保つこと。そして相手と良いコミュニケーションをとることです。外交において友好は重要です。どのように相手にアプローチし信頼をいかに獲得するか、これが今後の国際関係の鍵を握っていると言っても過言ではないでしょう。

また、あらゆる分野の基礎的な知識をしっかりと把握し、その知識を生かして様々な議題に取り組んでいくことです。外交官の仕事をしていると、朝は歴史について議論し、昼は経済に関するミーティングをし、夜は文化について紹介するということが日常茶飯事です。1日の間に様々な話題に対して、一国の代表として意見しなくてはなりません。

外交官という仕事では様々な困難に直面します。しかし一方でこの困難に立ち向かい解決策を見つけていくことがこの仕事の醍醐味でもあるのです。そして外交における解決とは、平和に結びつきます。平和に参画できることは素晴らしい経験だと思います。

 

リトアニアの魅力とは?

美しい景観です。豊かな自然と海、そしてヴィリニュスの旧市街は本当に魅力的です。リトアニア人は歴史や伝統を大切にする国民で、国内では音楽祭などのイベントが頻繁に開催されます。なお、リトアニアの多声音楽はユネスコの無形文化遺産に登録されています。

 

ヨーロッパにおけるリトアニアの役割とは?

リトアニアはヨーロッパの中でも、特にEUによる統合を強く望む国だといいます。大使はEUの統合が平和の実現にとって重要であり、統合を推進するためヨーロッパ内でしっかりと主導権を握っていくことの重要性について語ってくださいました。ちなみに、2013年にリトアニアはEU議長国に選出されており、EU内でのリーダーシップに対する意識がかなり強まっているようです。

 

リトアニアと日本の関係は?

リトアニア人は比較的開放的な国民で、日本人のように内気ではありません。総じて友好な国民性があると思います。日本と比べた際に、伝統や文化を重要視しているという点は共通していると言えるでしょう。両国関係についてお話を伺うと、リトアニアから日本への食品の輸出が盛んとのことでした。それから、最近リトアニアでは日本の文化が人気で、特に合気道や歌舞伎に興味を持つリトアニア人が多いようです。今後の関係について伺うと、観光業が発達し両国間での人の往来が活発化すると良いとのことです。

加えて、リトアニアと日本をつなぐ人として杉原千畝の存在が挙げられます。大使にお話を聞いたところ、杉原千畝は日本人だけでなく、リトアニア人にとっても誇りとなる人物だそうです。人道を守り平和に貢献した日本の偉人の偉大さを感じました。

 

リトアニアは独立を宣言してから今年で100年経ちますが、何かイベントはありますか?

7月の初めに、リトアニアで大きなダンスフェスティバルがあります。日本では4月にサントリーホールで交響楽団による演奏会がありました。また、リトアニアの歴史に関する本が和訳され日本で出版されることが決定しました。『リトアニアの歴史』という本です、よかったら読んでみてください。

 

日本の若者へメッセージをお願いします!

海外に行ってたくさんのことを学んでください。そして日本の歴史と文化を誇りに思ってください。この二点が世界で活躍していく上で重要になるとのことでした。