魅力あふれる国、チェコ共和国から見た日本

魅力あふれる国、チェコ共和国から見た日本

チェコ共和国は、中欧の内陸国です。中世の街並みが残り観光を楽しめるほか、優れた芸術や音楽を堪能することもできます。魅力的な国、チェコ共和国の政府観光局日本支局長のマルチナ・ツィールコヴァーさんにお話を伺ってきました。

 

マルチナ・ツィールコヴァーさんは、2016年4月にチェコ政府観光局日本支局長として就任し、現在も支局長として日本とチェコの関係発展に貢献していらっしゃいます。大学では芸術と人文科学を専攻し、芸術や観光の分野に興味を持たれたことが、この仕事に就いたきっかけだと言います。今までに日本には13歳の時に音楽ツアーで歌いに来て以来、計四回訪日していたそうです。日本に対しては「安全で清潔で楽しい国」という印象を抱いていたと言います。

 

チェコという国とは?

概要

面積 78866㎢ (日本の約5分の1)

人口 1086万人

首都 プラハ

言語 チェコ語

 

ーチェコの魅力を教えていただけますか?

チェコは芸術的な国です。特に音楽は世界に誇ることができるチェコの文化です。

日本ではチェコというとプラハを想像しがちですが、チェコには他にも魅力的な都市が沢山あります。具体的には、画家アルフォンス・ムハが活動拠点としたミクロフ、作曲家ベドジフ・スメタナの生誕地であるリトミシュルなど、モラヴィアの美しい街々がありますね。

ーチェコと日本の共通点は何ですか?

日本とチェコの共通点としては、両国ともに伝統的な芸術があることです。

類似点としては、両国ともに文化が発達していることが挙げられます。あと、保守的な国民性も似ていますね。それから、国教がなく国民の多くが無宗教であるという点も同じです。

逆に相違点としては、日本が島国であるのに対しチェコは四方を大国に囲まれた内陸国であること、チェコだけが共産主義を経験していることが挙げられます。この地理的・歴史的な違いは大きいですね。

 

チェコと日本の関係性とは?

ーチェコと日本の関係性はどのようになっていくと思いますか?

今後も両国関係が進展していくことを望みます。

日本が、チェコをはじめとするヨーロッパ諸国において経済的な影響力を保持し続けるためには、まず長年自負してきたアジア経済No.1という認識を改めるべきですね。中国や韓国の実力を直視し、その上で貪欲に持続的な経済発展を日本も目指していく必要がありそうです。

 

ー日本とチェコが経済協力を進めていくために重要なことは何でしょうか?

一般的に、ビジネスをする上で大切なのは「誠実でまっすぐであること」だと思います。

日本人は内気で意見を十分に伝えられないことも多いですが、ビジネスに置いては自分の言いたいことをしっかりと相手に伝え、対等な立場に立って交渉することが非常に重要です。実際、仕事上最も苦労することは、日本からのゲストが自分の意見をしっかりと相手に伝えるよう誘導することですね。そして、日本人がヨーロッパ人のように自分の意見をハキハキと言えるようになったのを見るのが、仕事の一つのやりがいでもあります。

 

日本の若者にメッセージをお願いします。

勇敢になってほしいです。そして好奇心旺盛であってほしいと思います。

特に日本の女性にたくさんのことを学んで社会で活躍してほしいと思っています。日本を飛び出して外国に行ってみてください。そうすれば、勇敢になる方法が身につきます。「もっと好奇心旺盛になり物事に勇敢に挑戦すること」、この能力は世界を舞台に活躍する上で非常に重要なことです。日本人は内気で保守的ですが、自分の殻を破って、勇敢になることがグローバル社会では求められています。日本を飛び出して、世界を実際に見てみることが、「勇敢になること」の近道だと私は思っています。