異色の経歴、チャールズ公使(駐日パラオ共和国大使館)

異色の経歴、チャールズ公使(駐日パラオ共和国大使館)

1.パラオに関して

人口:21,097 人(2014 年)

国土面積:204 平方マイル(328.14 平方キロメートル)

首都:マルキョク(2006 年 10 月、コロールより遷都)

言語:パラオ語、英語

宗教:キリスト教

政体:大統領制

通貨:米ドル

時差:なし(日本と同じ)

行政政府:民主制。

その他:米国と自由連合協定を締結している。国連加盟国。

パラオは,フィリピンのミンダナオ島の西、グアム島の南西に位置している。また、観光業や漁業が盛んである。歴史的起源は、今から 2000 年前にフィリピン・ インドネシア方面から渡来してきたという説が有力である。興味深いことに、日本とは深い関係を持つ国である。なぜなら、第 2 次世界大戦中に日本軍に占領されていた歴史もあるからである。

2. チャールズ公使~異色の経歴~

チャールズ公使が外交官になる前は、なんと元々は空港の消防士をしていた。そんな公使のバックグラウンドを紐解いていきたいと思う。

学生時代はアメリカ、ロサンゼルスの大学でコミュニケーション学を専攻した。なぜコミュニケーション学を専攻したのかについては、最初はプロサッカー選手を目指していたが、何故かは分からないが、コミュニケーション学部を選んだということであった。卒業後も現地でテレビ制作会社に勤務をした後、故郷パラオに戻り、空港の消防士になり、最終的にマネージングディレクターまで歴任した後、外交の世界に入ったという。

3. なぜ外交の世界に入ったのか?外交の世界の醍醐味とは?

それは、” 自分のキャリアを変えたかった。挑戦したかった。”からであった。外交の世界における醍醐味は、なんといっても刺激的な、かつ、常に政治に触れることのできる日々だという。例えば、日本人の礼儀や日本独特のプロトコル(国際礼譲)は非常に厳しいもので、天皇と話した時は非常に刺激的だっという。

4. 外交官に必要な能力とは?

経済的・政治的問題に対処できる知識・能力が必要。

それだけでなく、コミュニケ―ション能力も必要だが、外交の世界では、常にその国におけるハイクラスの人たちと話す機会がより多いので、社交性というのも必要となってくるという。 ”日本人外交官とのコミュニケーション能力の違いは?”という質問に対して、それは、”小国だったら、電話一本で色々調整できるが、日本のような大国だと決定に時間がかかる”という外交の実態も話してくれた。

5. チャールズ公使にとってのパラオとは?(一言で表すと)

”ヒト、海、そして環境の良さが自慢”

例えば、ヒトに関して、”パラオ人は素敵で尊敬できる人が多い”点は、日本も同様である。ただし、若者という点では課題がある。それは、最近では、パラオ人の若者がアメリカなどの欧米に留学し、そこで、そのまま留まって仕事をするケースが増えているという。そのため、どのように海外に行った学生をパラオに戻ってくれるようにするかが今後の課題だという。